成功者に対するオッサンのヒガミ?
こんばんは!
独立を目指すオッサンブロガーのるみなすです。
読書ガチ勢に比べたら全然大したことないんですけど、ここ2~3ヶ月ほど行き帰りの電車で本を読んでます。平均すると1日1冊くらいですね。
ジャンルはビジネス、起業、自己啓発、心理学などが多いのですが、本屋でいろんなタイトルを眺めて、面白そうだなーって思った本はすぐ買っちゃいます。
時には地球科学、宇宙物理学、そこから派生して量子論まで読んだりします。高校数学について行けず、高校2年で文系に逃げて物理を履修するチャンスを失い、大学では社会学を専攻した(と言っても部活に入れあげてまともに勉学をしなかった)るみなすにはかなり高いハードルか?・・・と思いきや、確かに出てくる数式はよくわからないんですけど、概念はイメージできるようになってきましたよ。
小学生の頃から夜空を見るのが好きで、そこから星に興味を持ち、中学生の時からNewtonとか読んでいたせいもあるのでしょうが(ちなみにNewtonは難しいことも書いてありますけど、カラフルで直感的にイメージできる絵がたくさん載っていて、理屈抜きでも結構理解できるのでオススメです)、宇宙の起源からその終焉までを考えるのは壮大なロマンがあっていいものですね。
おっと、話がそれました。ここからが本題です。
注:ここからは批判的な、ネガティブな文章になるかもしれません。そういうのが苦手な方はブラウザバックを推奨します。
今日の朝夕と、とある女性起業家の著書を読みました。
その方は大きな目標を掲げて現在進行形で活躍されていますし、その事業が提供する価値によって満足している人たちもたくさんいますので、るみなすが何を言おうともただのヒガミ、負け犬の遠吠えにしか思われないのは分かっていますよ。
本の内容は、生い立ちから成長していく過程。自分で選んだ小さな会社への就職とそこでの活躍。思いがけない出来事と退職。自分探しの海外旅行。湧き上がった情熱と起業へ至る道・・・こんな感じです。
今まで、いわゆる「成功者」とか「偉人」と言われる人たちの著書や伝記はそれなりに読んできたつもりなんです。読んでいて「うらやましい」とか「こうなりたい」と思うことはたくさんありました。でも、「むかつく」とか「偉そうに」とか、そういったネガティブな感想を持ったことは記憶にないんです。
でも、この本は違った。
半分くらい読んだ頃から、得体の知れない不快感がありました。
この不快感の正体は一体何なのだろう?
それが知りたくて続きを読みました。
分析してみて、仮にその感情がちっぽけな自分のヒガミだったとしてもいいんです。違和感の正体を知ることは、生きていく上で重要な指標になるからです。
自分なりに考えて、不快に感じた部分を挙げてみました。
・本人なりに苦労している部分はあるし、たくさんの努力を積み重ねたのも分かるのだが、全体的に人生イージーモードに感じられる。うまく行き過ぎ。
・ほとんど直感とその場の勢いで生きている。その割に致命的なダメージを受けない。(ただし、その勢いにものすごいパワーがあるのは事実)
・起業を思い立って始めた事業でがんばるのは全然いいのだが、「お客様の人生を変える」って言うのは、いくらなんでも思い上がりじゃないだろうか。
あとね、文章の端々からプンプン匂ってくるフレーズがあるんですよ。
それは・・・
「私の人生最高に幸せ!こんなに幸せな私をもっと見て!!」
って言う、超上から目線なんです。
ここまで文章にしてみて思う。
うーん、やっぱりオッサンのヒガミかな。
なんだか自分を強く否定されたように感じたんですよ。
でもそれは裏を返せば、自分にないものや自分の弱点、これまで積み重ねてきた失敗たちと否応なく向き合わされたということなんだよなあ。
40年も生きてくるとね、頭も心も頑なになってきます。それまで組み立ててきた自分を否定されるのは、だんだん耐えられなくなってきます。それを自覚した上で、やわらかく生きていかないと、たちまち老人の仲間入りです。そんなのは嫌だよ。
さて、なんだか長~い愚痴みたいな内容になってしまいましたね。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。
それじゃ、またね~!