「仕組み」を変えることと、創っていくこと
こんばんは!
独立を目指すオッサンブロガーのるみなすです。
へっぽこSEの現実
るみなすは今、都内某所でへっぽこシステムエンジニアとして働いています。
本来の所属会社では正社員という扱いなのですが、客先に派遣され、常駐という形でお客様に依頼される業務を日々こなしています。
その実態はお客様のお客様に対しての業務であり、しかも労働派遣契約上の指揮命令者が現場にいません。一応リーダーはいるものの裁量権は少なく、お客様のお客様が具体的な業務指示を出しています。世に言う『偽装請負』もしくは『二重派遣』ですよね。これ、「IT業界では常識」と言われていて、るみなすもこの形態で何年も働いてきています。
現場が働きやすいかどうかなんて、ほとんど運次第です。たくさんの現場を経験してきましたが、今の現場は業務遂行という点ではやりやすい方ですかね。まあそれでも、残業大嫌いなるみなすがほぼ毎日定時に帰り続けると睨まれますが。
毎月、月末になると勤務表を提出する会社は非常に多いと思います。もちろん、るみなすも提出しています。ただし、3つの勤務表提出しなければなりません。
1つめはお客様のお客様用。(毎日退勤時にブラウザで入力)
2つめはお客様(契約上の派遣先)用。(毎日退勤時にブラウザで入力)
3つめは所属元用。(毎月初日頃に前月分をExcel入力し、メールで提出)
さらに、所属元は3つめの勤務表のエビデンスとして、2つめの勤務表のスクリーンショットを出せと言ってきます。
要はるみなす1人に対して、マネジメントや労務管理をする人が3社分いるわけです。
だからフォーマットも入力方法もバラバラなものを、事務作業としてこなさなければならない。
1つに統一してシェアして欲しいと心から思うのですが、いわゆる大人の事情でダメなんでしょうね。ああ馬鹿らしい。
るみなす的「仕組み」論
でもね。偽装請負にせよ、そこから発生する3つの勤務表にせよ、そういう仕組みになっている職場にいるるみなすにも責任があると思うのです。嫌々ながらでも、自分で選択した結果が現在に反映されているのですからね。
(ただし、この仕組みを作った人間は利益を上げる経営者としてとても優秀で、同時に異次元レベルで鬼畜だとも思います)
論理的には、仕組みが嫌なら変えればいい。ぐうの音も出ない正論です。しかしこの仕組み、政官財が一体となって推し進めてきたものです。1人のオッサンでは非力すぎて、ちょっと太刀打ちできない。
アメリカで、ワーキング・プアの実態を研究するため、低賃金のアルバイトに従事してトレーラーに宿泊する生活を2年間続けた社会学者がいるそうです。彼女の名はバーバラ・エーレンライクさん。しかしどれだけ一生懸命に働いても、生活はまったく改善されなかった。彼女はその経験から「貧富の差は個々の能力だけではなく、置かれた環境によるところが大きい」という知見を得ています。
つまり、自分に不利な仕組みの中にいると感じたら、一刻も早くそこから抜け出す努力をしないとまずいんです。るみなすは今まさにその状態。ゆでガエルになる前に、鍋から飛び出さないと・・・。
すでに出来上がって、エンジン全開でぶん回されている「仕組み」を変えるのは難しいことです。今の「仕組み」を作り、回して利権を得ている側の人間は、死んでもそれを手放そうとしない。大多数の人たちをコントロールして、考えさせず、盲従させ、逆らわないようにしていきます。その不都合に気づき、指摘する人間に対しては、抱き込むか、追放するかのどちらかです。
「仕組み」革命!?
「仕組み」を変えるのが難しいのはわかった、じゃあどうするの?って声が聞こえてきますね。
歴史を紐解くと、大きく「仕組み」を変えるイベントの代表は「革命」です。革命って言うと、民衆が蜂起して時の権力者を打ち倒すイメージが強いですが、「産業革命」っていうのもあります。
近年ではインターネットの普及によって第3次産業革命が起こりました。近い将来にはAI技術の発展・普及による第4次産業革命が起こると言われています。
ホリエモンこと堀江貴文さんは、「AIの発展がもたらすものは、人間から仕事を奪うことではなく、仕事から解き放ってもっと自由に時間を使えるようにすることだ。未来は必ず良くなる」という旨のメッセージを発信し続けています。
るみなすも、そんな未来が来て欲しいです。
AIが普及すれば社会は激変するという予想は、いろんな識者が世界中で発表しています。その予想が当たる方に賭けるのならば、未来の「仕組み」を考えていくこと、創っていくことはできるかもしれない。
何も、「ジェバンニが一晩でやってくれました」的なことをするわけじゃないんです。変えやすい部分から少しずつ変えていく。その継続と積み重ねです。
もっと1人1人が大切にされ、生きやすい未来の「仕組み」を創る。そのために、今という時間を大切に使っていかなきゃ、ですね。
おっと、延々と書いていると時間がどんどん経過してしまいますね。
今回はここまでにします。
では、またね~!