るみなすの七転び八起き

オッサンが独立に向けて活動するブログです。

オッサンにも青春の日々があったんですよ

こんばんは!皆さん、今年のGWは満喫できましたでしょうか?

独立を目指すオッサンブロガーのるみなすです。

 

るみなすはまだ社畜の身分なので、ありがたいことに5連休という数少ないメリットにありつくことができました。そのうち1.5日ほどは精魂尽き果てて爆睡してましたが、残り3.5日はフル回転で、とっても充実したGWとなりました

 

実はるみなす、学生時代は人形劇をやってまして、思いがけないきっかけから約20年ぶりに人形劇を上演する予定があります。その練習のため、青春の日々を過ごした故地へと行ってきました。

現地では60年以上の伝統を守り、連綿と受け継がれている部活の後輩たちと、かつて共に若き日々を過ごした先輩たちと一緒に声を張り上げ汗を流して練習に精を出してきました。

夜はイベントの実行委員会に参加して学生たちと一緒に知恵を出し合い、その後は日付をまたいで未明まで酒を酌み交わし、交流を深めてきました。

 

その中で、新たな出会いと発見があったのは何よりの収穫でした。

 

出会いは、イベントとその実行委員会に初参加してくれた現役学生のSさん。彼は、友人と共に「貧困児童の支援」という目的でボランティア活動をしているとのことでした。主に食事の提供や学習指導をされていて、目下の悩みは後継者不足。主催者たちがみんな4年生で卒業を控えており、今後どのような形で活動を継続させていくかが焦点ということで、これについてはるみなすだけでなく、先輩も後輩も真剣に語り合いました。

肝腎なのは形に拘らず、活動の実態を残していくことだという点は衆目の一致するところで、ダイレクトな解決策とまでは行きませんでしたが、SNSで繋がって連絡を取りながら、提携できる部分を模索していく方向になったのは何よりでした。

またSさん読書好きということで、最近集中的に本を読んでいるるみなすとも会話が弾みました。とりあえずこの前のブログに感想を書いた本君の膵臓をたべたいが手元にあって、Sさんも読みたかった本ということなのでお貸ししました。また、マンガも好きということでお互いに推薦するタイトルを交換するなど、楽しいひと時を過ごしました。彼とは今後とも、何らかの形で関われたらいいなぁと思っています。

 

発見はですね・・・、一生懸命に人形劇を練習している時間や、後輩たちと語り合っている時間の濃密さです。

 

学生時代のるみなすは間違いなくその現場の真っ只中にいて、あまりにも未熟者すぎて周囲と数え切れないほど軋轢を生み、激しく揉まれ、もがきながらも、必死で部活に没頭していました。

現在は当時よりもマシになったようですが、部活にかける時間も桁外れに多く、他の部活・サークルとは比較になりませんでしたね。部活関連の予定が1ヶ月まったく途切れないとかもありました。

(るみなすはさらにその合間、先輩や仲間たちと麻雀に明け暮れていたので、勉学にはまったく時間を割きませんでした・・・)

もちろん、楽しいこと、嬉しいこともあったのですが、正直に言いまして楽しいことばかりじゃなかった。つらいこと、苦しいこと、悲しいこともたくさんありました。

 

でも、あの数年間で培ったものは、間違いなく自分の中で息づいている。それが実感できました。

 

それらはすべて、形のないものです。

 

例えば、こんな半端者であるるみなすを未だに気にかけてくれて、「一緒に人形劇しよう」と誘ってくれる先輩や仲間たち

例えば、「あの時あんなに頑張れたんだから、また頑張れる」というエネルギー

例えば、「自分が大切にしたいものは、これなんだ」という想い

 

るみなすは今、「自分がこれから、心からしたいことは何なのか?」という命題の回答に悩んでいるのですが、またひとつ新たな視点が足されてしまいました

ただ少なくとも、積極的に人と関わっていく、という方針だけは動かないでしょう。

 

 

以前紹介した脚本家・木皿泉さんの名フレーズに、こんなものがあります。

 

「そうよ。あなたのせいよ。だってあなた、ひとりで生きているんじゃないもん。この世界にあなたは関わってるの。どうしようもなく関わってるのよ。」

(ドラマ『セクシーボイスアンドロボ』第1話より・真境名マキ)

 

この台詞はちょっと複雑なシチュエーションで、しかも突き放すようなニュアンスで放たれます。でもこれって、真理なんですよね。

ま、関わってしまっている以上、この世界で生きていくしかないわけでして。

 

一般的に生まれてから死ぬまでの時間を指して「人生」と言いますが、

るみなすは、この「人生」という言葉を、きる時間」と定義したいですね。

 

人と、世界と関わりながら、濃密な時間をどれだけ作っていけるか。

考えるだけで楽しくなってきました。

 

それでは、今日はこのへんで。

またね!